イントロダクションタイトル
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『憐れみムマシカ』は、とある山間の小さな町を舞台に、未確認生物を捏造する男とその家族の物語だ。自らついた嘘によって躁状態になっていく人間の悲哀を、コミカルなタッチで描き出し、その中で浮かび上がってくる人間の業の深さは、観る者の心を捉えて放さない。

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監督はこれが劇場デビュー作となる27歳の新鋭、松田健太郎。大阪芸大時代から多くの自主映画を制作。若手ながら、自分より上の世代に果敢に挑戦したその演出力は、高く評価されている。現代の無責任男を演じたのは、本作が初主演となる浅見小四郎。情けない中にも渋味のある演技で新境地を開いた。妻役には大塚良重。だらしない夫に辟易しながらも、その眼差しには愛情がこもっている女性を好演。エネルギッシュな娘役に菜葉菜。ひょうひょうとした息子役に河合龍之介。そして、町長役に菅田俊。とぼけた役ながら強烈な存在感で、この物語に深みを持たせている。その他にも「行列のできる法律相談所」などのバラエティー番組で活躍中の本村健太郎や、 注目の若手俳優染谷将太など、個性的な面々が彩りを添える。

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2010 フォーラムシアター部門出品作品


憐れみムマシカのクレジット
ストーリー写真
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